- Coincheck貸暗号資産サービスのメリット・デメリット両方を知ったうえで、利用するか決めたい人
- Coincheck・GMOコイン・bitbankそれぞれの積立サービスの比較を見たい人
私は、
「暗号資産と仮想通貨は同じもの?」
「暗号資産に興味はあるけれど、いざ買うとなると不安。」
といった完全初心者から5つの暗号資産取引所で口座を開設できました。
その中で貸暗号資産サービスがある3つの暗号資産取引所を徹底比較した結果をもとに、この記事を執筆しています。
Coincheck貸暗号資産サービスを使うメリット・デメリットを理解すれば、利用するべきか、しない方が良いのか自分で判断できます。
前半はCoincheck貸暗号資産サービスのメリット・デメリットを、後半はGMOコインやbitbankのサービスとの比較を紹介するので、ぜひ読み進めてください。
Coincheck貸暗号資産サービスとは?
Coincheck貸暗号資産サービスとは、保有している暗号資産をCoincheckに一定期間預ける(貸す)ことで、リターン(利用料)を得られるサービスです。
レンディング(lending)とも呼ばれます。
「銀行の定期預金のようなもの」と考えると分かりやすいかと思います。
Coincheck貸暗号資産サービスでビットコインを3か月貸すと…
Coincheck貸暗号資産サービスで多くの人が最初に気になるのは、「実際どれだけ儲かるのか」というところですよね?
そんな方のために、シミュレーションを見てみましょう。
条件はこんな感じ。
銘柄:ビットコイン
金利:年率3%
貸付期間:3ヶ月(90日間)
貸出金額:0.1BTC
0.1(BTC)×3(%)÷ 365 × 90(日間)=0.0007397(BTC)
1BTC=600万円で計算すると
0.0007397(BTC)× 6,000,000(円)=約4,438(円)
3ヶ月貸すだけで、これだけの利益が得られます。
とはいえ
たったこれだけかー。
と思った方がいるかもしれません。
たしかに、まとまった利益を得るには、ある程度の金額を長期間貸しつけることが必要です。
”ハイリスク・ハイリターンで勝負”という人よりは、”コツコツ資産を増やしたい”人の方が向いているサービスと言えるでしょう。
Coincheck貸暗号資産サービスを利用する3つのデメリット
どのサービスにも強みだけでなく、弱みがあります。
利用してから
こんなはずじゃなかったのに。
とならないためにも、しっかりデメリットを把握したうえでCoincheck貸暗号資産サービスを利用するのか判断しましょう。
Coincheck貸暗号資産サービスを利用するデメリットは、以下の3つです。
- 絶対に利益を得られるとは限らない
- 貸出している期間中は取引・解約できない
- いつでもサービスを利用できるわけではない
それぞれサクッと見ていきます。
①絶対に利益を得られるとは限らない
貸すだけで利益が得られる一方で、次のような理由から損をする可能性もあります。
- 貸した暗号資産の価格が下がる
- Coincheckの破綻やハッキングによって、貸した暗号資産が返還されない
暗号資産の価格は1日で大きく変わることもありますし、大手だからつぶれないということでもないので、損をする可能性を0にすることはできません。
とはいえ、比較的価格が安定しているビットコインを貸したり、長期間ではなく短期間だけ貸すようにしたりすることでリスクを抑えられるでしょう。
②貸出している期間中は取引・解約できない
Coincheckに貸した暗号資産は、自由に売買できません。
さらに、途中で解約するのも禁止です。
なので期間中に貸した暗号資産の価格が下がると、利用料の支払いが少なくなる・返却された暗号資産を売ると逆に損をするといった事態になりかねません。
どうせ口座に置いておくだけなら…ぐらいの感覚でサービスを利用するのがベストかも。
③いつでもサービスを利用できるわけではない
あなたが貸したくても、Coincheckが認めなければ貸暗号資産サービスを利用できません。
なぜなら、貸出期間や暗号資産ごとに取引所全体で借りる上限が決められているから。
つまり
貸したい人の数>Coincheckが設定している上限
となると、貸暗号資産サービスを使えません。
サービス利用の承認は先着順で行われ、いつ空きが出るかも教えてもらえないので、いつ認められてサービスを利用できるようになるか分かりません。
Coincheck貸暗号資産サービスを利用する5つのメリット
Coincheck貸暗号資産サービスを利用するメリットは、以下の5つです。
- 簡単に始められる
- 銀行よりも金利が高く、資産が増える可能性がある
- 少額から利用できる
- 貸した暗号資産を持ち逃げされるリスクが少ない
- 専門的な知識や時間がない人でも利用できる
この5つのメリットは特に、投資初心者にとって嬉しいポイントですね。
1つずつ見ていきましょう。
①簡単に始められる
Coincheckで口座を開設していれば、5分程度で申込できます。
いろいろ入力する手間がかかりません。
口座を開設するときと比べたら、「簡単に」「短時間で」サービスを利用できます。
②銀行よりも金利が高く、資産が増える可能性がある
大手の銀行でも、意外と金利は低いです。
一方Coincheck貸暗号資産サービスでは、一般的に1%~5%に設定されています。
”金利の違いだけ”を考えると、銀行に預けるよりも貸暗号資産サービスを利用した方がだんぜんお得といえるでしょう。
③少額から利用できる
株を買うとなると10万円程度は必要になるケースもありますが、Coincheck貸暗号資産サービスであれば約1万円から利用できます。
とはいえ、貸しつけられる最低の数量(最小貸出数量)は取引所や銘柄、貸付期間などによって異なるので、事前にチェックしておきましょう。
④貸した暗号資産を持ち逃げされるリスクが少ない
『友だちに貸した漫画がいつになっても返ってこない』といった感じで、個人と個人の取引であれば、相手に持ち逃げされる可能性もありますよね?
その点Coincheck貸暗号資産サービスであれば、Coincheckと「消費貸借契約」を結ぶので、貸した暗号資産が返還されないというリスクが軽減されます。
金融庁に登録されているCoincheckを利用すれば、ひとまず安心です。
⑤専門的な知識や時間がない人でも利用できる
暗号資産の取引で利益を出すオーソドックスな方法は、安く買って高く売ること。
そのためには、価格がどうなっているか、将来性や世界の動向はどうかなど常にチェックしておく必要があります。
ただし、これには専門的な知識や多くの時間が必要です。
その点Coincheck貸暗号資産サービスでは、1度貸してしまえば、期間が終了するまでやることはありません。
知識や時間がない初心者でも利用しやすいサービスといえるでしょう。
Coincheck・GMOコイン・bitbankの貸暗号資産サービス比較
ここまでを読んで
Coincheck貸暗号資産サービスについてはよく分かったし、良さそうなサービスだけれど、ほかのサービスと比べたときの強みや弱みも知っておきたい。
という方もいますよね?
そこで国内大手の暗号資産取引所の中で、レンディングサービスがあるGMOコインとbitbankとの比較を表にまとめました。
Coincheck | GMOコイン | bitbank | |
サービス名 | Coincheck貸暗号資産サービス | 貸暗号資産ベーシック | 暗号資産を貸して増やす |
銘柄 | 27種類 | 26種類 | 38種類 |
金利(利用料率) | ~5% | 1~10% | 0.1~5% |
貸付期間 | 14日間・30日間・90日間・180日間・365日間 | 1か月3か月 | 1年 |
貸しつけられる最低数量(1BTC=500万円の場合) | 約1万円 | 0.1BTC(50万円) | 0.01BTC(5万円) |
安全性 | ◎ | ◎ | ◎ |
中途解約 | できない | できる | できる |
アプリによる申込 | できる | できない | できる |
ここからは次の7つの比較ポイントについて、サクッと解説します。
- 取り扱い銘柄の種類
- 金利(利用料率)
- 貸付期間
- 貸しつけられる最低数量
- 暗号資産取引所の安全性
- 中途解約
- アプリによる申込
あなたが1番重視したいものは何かを考えながら、見てみてください。
①取り扱い銘柄の種類
Coincheck | GMOコイン | bitbank | |
銘柄 | 27種類 | 26種類 | 38種類 |
貸しつけができる銘柄は、暗号資産取引所によってさまざま。
あなたが持っている暗号資産を貸しつけられるか、事前に確認してください。
ちなみに次の暗号資産は、3つの中でいうとCoincheckでしか貸しつけできません。
②金利(利用料率)
Coincheck | GMOコイン | bitbank | |
金利(利用料率) | ~5% | 1~10% | 0.1~5% |
よりお得に利益を得たいなら、金利が高いサービスを選ぶべきです。
とはいえ金利は、暗号資産取引所や銘柄、貸付期間などによって異なります。
③貸付期間
Coincheck | GMOコイン | bitbank | |
貸付期間 | 14日間・30日間・90日間・180日間・365日間 | 1か月3か月 | 1年 |
貸付期間が長いほど、得られる利益は多くなります。
しかし上記でも説明した通り、貸付期間中は暗号資産の売買ができません。
Coincheckだと最短14日間から利用できるので、長期間貸すのが不安な人も利用しやすくなっていますね。
④貸しつけられる最低数量
Coincheck | GMOコイン | bitbank | |
貸しつけられる最低数量(1BTC=500万円の場合) | 約1万円 | 0.1BTC(50万円) | 0.01BTC(5万円) |
途中で解約できないCoincheck貸暗号資産サービスでは、できるだけ少ない数量でサービスを利用できる方がレンディングを始めるハードルが下がりますよね。
とはいえ最低数量は、銘柄や貸付期間などでも異なります。
Coincheck貸暗号資産サービスを利用したいと思っても、最低数量以下しか持っていなかったら貸すことはできないので、事前に確認しておきましょう。
⑤暗号資産取引所の安全性
Coincheck | GMOコイン | bitbank | |
銘柄 | ◎ | ◎ | ◎ |
詐欺やハッキングによる被害が多い暗号資産のサービスを利用するうえで、できるだけ損をしないためには、暗号資産取引所の安全性も重要です。
セキュリティレベルの低い暗号資産取引所を利用すると、あなたの資産や個人情報が盗まれる可能性もあります。
100%安全といえるところはありませんが、次のポイントに注目して安全性が高い暗号資産取引所を選びましょう。
- 金融庁に登録している国内の取引所
- 運営元が大手(投資・金融事業に精通していれば、なお良い)
- 過去にハッキングされたことがない
- 補償がある
- 利用しているユーザーが多い
⑥中途解約
Coincheck | GMOコイン | bitbank | |
中途解約 | できない | できる | できる |
Coincheck貸暗号資産サービスでは途中で解約はできませんが、GMOコインとbitbankでは貸付期間の途中でも解約できます。
ただし、中途解約には手数料がかかるので注意しましょう。
⑦アプリによる申込
Coincheck | GMOコイン | bitbank | |
アプリによる申込 | できる | できない | できる |
Coincheckとbitbankでは、それぞれのアプリから設定できます。
GMOコインもアプリはありますが、レンディングサービスの申込はブラウザからしかできません。
Coincheck貸暗号資産サービスに関するよくある質問
ここまでを読んで、Coincheck貸暗号資産サービスについて疑問点が浮かんだ人もいるのではないでしょうか?
ということで、ここではCoincheck貸暗号資産サービスに関する3つの質問に答えていきます。
手数料はかかる?
Coincheck貸暗号資産サービスを利用する際の手数料はかかりません。
毎月手数料を支払わなければならない、なんてことはないので安心です。
税金はかかる?
暗号資産を貸しているだけでは税金がかかりませんが、利用料を受け取った時点で税金がかかります。
貸出して得た利益分が、雑所得として扱われます。
たとえば次の条件で貸した場合は、
・数量:1
・銘柄:ビットコイン(BTC)
・金利(利用料率):5%
・貸付期間:1年
1BTC=500万円の場合、1年後には利息の0.05BTCをプラスした1.05BTCが返却されます。
このとき、利息分の0.05BTC=25万円が課税の対象です。
海外のレンディングサービスと比べてどう?
海外の暗号資産取引所で利用できるレンディングサービスは、Coincheck貸暗号資産サービスと比べて金利が高い傾向にあります。
しかし、セキュリティ面の不安や日本語での問い合わせができないといったサポート面の不安があるのも事実です。
十分注意して、自己責任で利用してください。
まとめ:Coincheck貸暗号資産サービスで手軽に積立投資を始めよう
記事の要点をまとめるとこんな感じ。
いつでも利用できるわけではないですが、ただ持っているだけよりは、Coincheckに貸して少しでも稼げた方が良くないですか?
簡単に利用できるので、さっそくCoincheck貸暗号資産サービスに申し込んでみてください。
行動しないと何も始まりません。
Coincheckだと14日間から貸しつけられるので、とりあえずお試しで短期間から始めてみるのも良いでしょう。
Coincheck貸暗号資産サービスを始めたい方は、ぜひ下のボタンから口座を開設するところから始めてみてください!
一人で口座開設するのは、なんだか不安。
という方は、画像付きで説明しているこちらの記事を参考にどうぞ。
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